自分がやりたいことを実現したり、現状に不満があったりする際には、現職の退職を選択する方がいらっしゃいます。
退職時には退職金や積立金といった、まとまったお金を受け取れるため、しばらくは働かずに生活を送ることができます。
しかし、貯蓄は徐々に減少していき、最終的には生活費が底をついてしまう危険性があります。
本記事では、退職後に必要なお金と対処法について解説します。
仕事を辞めたあとも必要なお金は?
下記は、仕事を辞めたあとも必要となるお金です。
生活費
退職後も食事や入浴といった生活を送るためには、生活費が必要になります。
生活費のなかには食費や光熱費、住宅費、通信費といった支出が、収入とは関係なく発生します。
ほかに収入がある家族と同居していればある程度はまかなえますが、ひとり暮らしの場合は死活問題になります。
そのため、退職の際は転職先が決まるまで、必要最低限の生活費を捻出・理解しておくようにしましょう。
社会保険料・税金
社会保険料や税金は会社が支払ってくれていたほか、会社が事務処理もすませてくれていました。
しかし、退職後就職していない場合、社会保険料や税金などは個人で手続きを行い、支払う必要があります。
金額は人により異なるため一概に「○○円」と言い切れませんが、支出が発生する点に変わりはありません。
そのため、退職後しばらく働く予定がない方は、社会保険料や税金を支払わなければならない旨を念頭に置いておきましょう。
転職活動費
転職先によっては、自宅から遠い場所にあるため、面接やテストを受ける際には交通費が発生します。
新天地で活躍したいと考えている方の場合、新幹線や特急列車などで移動しなければならないこともあることでしょう。
近年ではオンラインでの選考方法を採用している企業が多くなりましたが、面接については実際に対面することが多いものです。
そのため、退職後は次の職場が決まるまでの転職活動費も必要になることを理解しておきましょう。
仕事を辞めたいけどお金がないときの対処法
こちらでは、仕事を辞めたいけどお金がないときの対処法をご紹介します。
辞める前に転職先を見つけておく
辞める前に転職先を見つけておくことで、収入を切らすことなく転職を行うことができます。
転職先から内定を頂いたあとは、有休消化を利用して次の仕事の勉強や、少しの間自由を堪能しましょう。
ボーナスを受け取ってから辞める
企業によっては年1回や2回ボーナスを支給しているところがあり、まとまったお金を手にすることができます。
退職後は先述の通りさまざまな出費が発生するため、ボーナスを満額受け取って生活費などの足しにしましょう。
失業手当を受給する
失業手当とは、雇用保険の被保険者の方が離職した際、新しい仕事を探して再就職を支援するために支給される手当です。
前職に支給されていた給与によって受け取れる金額が異なりますが、再就職のための補助として利用することができます。
支援制度を活用する
ハローワークなどで設けられている求職者支援制度を利用すれば、一定額の給付金を受け取ることができます。
また、無料の職業訓練も受講することができるため、再就職の手助けとなるでしょう。
アルバイトや派遣で働く
退職後、さまざまな給付金や制度を利用しても、出費は抑えられないものです。
そのため、正社員としての転職先が決まるまで、アルバイトや派遣社員として働くことも選択肢のひとつになります。
しかし、お金がなくても、さまざまな要因からすぐにでも仕事を辞めたいという方がいらっしゃると思います。
当社であれば、お金がなくてもすぐにご紹介できる案件を多数ご用意しております。
新たな環境で働きたいと考えている方は、お気軽にご相談ください。
おわりに
本記事では、退職後に必要なお金と対処法について解説しました。
退職後は収入がなくても生活費や社会保険料・税金、転職活動費などの出費が発生します。
仕事を辞めたいけれどもお金がない場合は、下記を実践することで対処することができます。
- 辞める前に転職先を見つけておく
- ボーナスを受け取ってから辞める
- 失業手当を受給する
- 支援制度を活用する
- アルバイトや派遣で働く
退職後にはさまざまな出費があるため、収支について検討してから退職しましょう。
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