工場での勤務を希望する方のなかには「工場で正社員として働きたい」「工場勤務でも、正社員になれるの?」と考えられている方もいらっしゃると思います。
工場勤務で正社員となった場合、仕事内容や契約社員にはどのような違いがあるのでしょうか。
本記事では、工場勤務で正社員になれるのか、契約社員と正社員の違いなどについてご説明します。
未経験からでも正社員になれる?
結論として、工場勤務では未経験者でも正社員を目指せます。
工場では自動化の技術が取り入れられているものの、機械を操作したり、スケジュールを管理したりといった作業には、人による対応が必要です。
工場スタッフの仕事内容がマニュアル化されており、比較的初心者でも作業がしやすいように整備している企業もあります。
また、派遣社員やアルバイトからスタートして、徐々に仕事を覚えてから正社員登用試験を受験して、その工場の正社員になるといった方もいらっしゃいます。
正社員と契約社員との違い
正社員と契約社員の違いとして、下記のようなものが挙げられます。
雇用期間
正社員は契約期間が無い無期雇用で、基本的には定年退職までその職場で働き続けることができます。
一方、契約社員には労働基準法で定められた最長3年という雇用期間が設けられています。
契約社員が3年以上働きたい場合、契約期間満期で働いた後に再度雇用契約を締結する必要があります。
ボーナスや退職金の有無
一般的に、正社員には業績に応じて年1~2回のボーナスや、退職時には退職金が支給されます。
しかし、契約社員に対してボーナスや退職金を支払っている工場は少ない傾向にあるため、契約社員は金銭的に正社員よりも年収が低くなる可能性があります。
正社員になるためには
こちらでは、工場勤務で正社員になる方法をご紹介します。
新卒として正社員になる場合
高校や大学の卒業後に正社員を目指す場合、求人サイトから応募するケースが多いです。
新卒は社会人としての経験が浅いですが、工場によっては未経験者でも積極的に採用している企業があります。
また、初任給については高卒よりも大卒の方が高い傾向にありますが、業績次第では大卒の方の給料を追い抜くこともできます。
中途入社から正社員になる場合
中途入社から工場勤務の正社員になる場合、転職エージェントやハローワークなどの求人募集から応募します。
面接官が確認する新卒との違いは、経験の有無が挙げられます。
工場が中途社員に求めるものは、即戦力であることから、現場に立ってからすぐに作業ができる人を求めるものです。
そのため、転職希望者は履歴書にこれまでの経歴を記載し、転職エージェントやハローワークに確認してもらいましょう。
非正規雇用社員から正社員になる場合
非正規雇用社員には、派遣社員や契約社員、アルバイトなどが含まれます。
これらの非正規雇用社員からは、「正社員登用あり」や「正社員を目指せます」と記載されている求人経由で正社員を目指せます。
これらの記載が無い場合、どれだけ業績を上げても正社員になれない可能性があります。
そのため、非正規雇用社員から正社員を目指す方は、これらの情報が記載されている求人であるか確認しましょう。
おわりに
本記事では、工場勤務で正社員になる方法をご紹介しました。
工場によっては未経験からでも正社員になることができ、マニュアルも完備されている企業もあることから、工場勤務で正社員を目指すことができます。
正社員には新卒社員や中途社員、非正規雇用社員などさまざまな立場から、それぞれの方法でなることができます。
本記事をご参考に、モノづくりの現場で働くことを検討してはいかがでしょうか。