工場や現場作業など肉体労働に関する仕事のなかには、社員寮を用意している企業があります。
また、社員寮のなかには給料を支給するだけではなく、寮費が無料のところがあることをご存知でしょうか。
本来、無料と聞くと魅力的に聞こえるものですが、なにかからくりがあるのではないかと考える方もいらっしゃることでしょう。
本記事では、派遣の寮費無料は怪しいのかについてそのからくりや無料になる理由とあわせて解説します。
寮費無料のからくりとは
結論として、寮費無料とうたって求人を募集している企業は、会社が寮費を負担するため本当に無料で借りることができます。
直接雇用している場合はその企業が、派遣会社を通している場合は派遣会社がそれぞれ寮費を負担しているのです。
寮費が無料の理由は、福利厚生の一環として採用の際に有利に働くことが挙げられます。
同じ給料を支給している会社同士でも、寮費の有無によって生活費の圧迫度合いは大きく異なることでしょう。
また、雇われる側の観点では、無料の寮があることで長く安定して働くことができるメリットがあります。
現在の日本では、少子高齢化などにより働き手が少なくなる傾向にあり、売り手市場といえます。
そのような状況で、少しでも他社と差別化を図って良い人材を確保するために、寮費が無料となります。
寮費無料でほかにかかる費用はある?
しかし、寮費が無料の派遣社員寮でも、下記の費用が必要となる場合があります。
引っ越し費用
企業のなかには引っ越し費用も負担してくれるようなところがありますが、負担してくれない企業がある点には注意が必要です。
引っ越し費用は荷物の量や移動距離などによって変動しますが、ほとんどの場合引っ越し費用に上限が設けられています。
そのため、指定額を上回った場合は自費負担となってしまう点にも注意しましょう。
固定費
入寮後、派遣社員は電気やガスなどを使用して寮内で生活を送ることになりますが、光熱費や水道代が発生します。
また、スーパーやコンビニなどで購入した食費なども、入寮後に発生する費用に含まれます。
しかし、これらの光熱費や食費についても支給してくれるような企業もあるため、求人欄を良く確認してみましょう。
どんな寮に住むの?
一般的に寮費無料をうたっている企業が用意している寮は、1Kや1Rといった1室のみのことが多い傾向にあります。
また、運用形態のなかには自社が所有している寮や、賃貸マンションの一室を借りている場合などさまざまです。
家賃相場は6万円程度の物件が多く、それらを負担してもらえるだけで生活費の圧迫を抑えることができる点はメリットといえます。
入寮までの期間は?待機寮はある?
多くの企業では、入寮までの期間は早くて1週間程度ですが、入社までの期間や勤務先が決まるまでの期間が空くことがあります。
そのような場合は待機寮に一時的に入居し、本採用が決定してから指定の寮に移ることになるものです。
当社では待機寮を用意している案件もご紹介可能であることから、いつでも入寮することができます。
当社ホームページ:求人情報
(https://noma.works/job-offer/)
寮生活のメリット・デメリット
寮生活では一般的な賃貸住宅や一軒家とは異なり、固定費や食費などを抑えられる点がメリットです。
しかし、寮内ではほかの社員も共同で生活を送っているため、仕事後にも気を使わなければならない点がデメリットといえます。
これらの理由により、寮生活は自分にとってメリットとデメリットのどちらが大きいのかを確認しておく必要があります。
おわりに
本記事では、派遣の寮費無料についてご説明しました。
寮費無料とうたって求人を募集している企業は、会社が寮費を負担するため本当に無料で借りることができるためご安心ください。
しかし、光熱費や食費は自費負担となりますが、なかにはそれらも負担してくれるような企業があります。
入寮までの期間は1週間ですが、そのような場合は待機寮が設けられている企業があるため、事前に確認しておきましょう。
無料の寮を借りることで、出費を大きく抑えることができます。