厚生労働省の調査によると、日本における失業率は2.8%程度で推移しています。
生活のためにはお金が必要になるため、働ける方は企業に勤めたり自分で事業を起こしたりして賃金を得なければなりません。
失業者のなかには所持金が0円だったり、家がなかったりする方がいるものです。
仕事を行う際には居住地を探さなければなりませんが、家がない場合はどうすれば良いのでしょうか。
本記事では、所持金0円、家なしの方はどのように生活を立て直すべきなのかをご紹介します。
日払いの仕事を探す
家を借りるにも、食事を摂るにもお金が必要となるため、まずは日払いの仕事を探しましょう。
日払いの仕事には試食販売や仕分け作業、イベントスタッフなどさまざまなものが含まれているため、自分が得意なものを選べます。
仕事を探す際には時給や日給だけではなく、最短でいつから働けるのかも確認しましょう。
タイミングが合えば、日払いの仕事はその日にお金を受け取ることができるといったメリットがあります。
市役所や支援団体に相談
仕事内容によっては、市役所や支援団体が斡旋してくれることがあります。
また、市役所や支援団体では仕事だけではなく、家や生活などさまざまなアドバイスやサポートを受けることができます。
母体が行政や協会であることから、しっかりとした仕事に就くことができる点も魅力といえるでしょう。
失業手当・求職者支援制度の活用
求職者支援制度とは、雇用保険の資格がなかったり、受給期間が終了したりした方を対象として早期の就職を支援する制度です。
給付金の支給や無料の職業訓練受講といったサポートを受けることができますが、ハローワークの出席率などの条件が課せられます。
主な対象者は学卒未就職者や自営廃業者などさまざまで、働く能力を身に着けることができます。
所持金0円でも働ける仕事を探す
所持金が0円ということは、生活を送るための家だけではなくスマホなどの連絡手段がないことを指します。
連絡が取れなかった場合、安否の確認や無断欠勤などのリスクが発生するため、所持金が0円の方を受け入れる企業は少ないです。
それでも、貸し出し用のスマホを用意していたり、住み込みで働けたりするような仕事があるため、そのような求人に応募しましょう。
寮付きの住み込みの仕事を探す
製造業や工場などのなかには、社員寮を用意していて住み込みで働けるところがあります。
また、なかには食事を提供してくれるようなところもあることから、家がない方でも労働と生活を送ることができます。
その場合は食費が給料から天引きされることがありますが、ほとんどの場合一般家庭のエンゲル係数よりも低くなる傾向にあります。
所持金0円、家なし、携帯なしの状態で働くために必要なもの
所持金が0円で、家がない方でも働くことができる職業でも、下記は必要となります。
- 連絡手段
- 寝泊まりできる場所
- 身分証明書
企業が社員を採用する際には多額の採用コストが発生するため、できる限り長く勤めてもらいたいものです。
採用後のある日、急に仕事に来なかった場合は連絡を行いますが、連絡手段がなかった場合確認を取ることができません。
また、家がなかった場合でもどこで宿泊をしているのかを雇用者が知ることができれば、その場所に行くことができます。
身分証明書がない場合は近くの市役所や区役所の相談窓口にその旨を伝えることで、対策を教えてもらえるでしょう。
おわりに
本記事では、所持金が0円で家がない場合、どのように生活を立て直すかについてご説明しました。
下記、生活を立て直すための方法です。
- 日払いの仕事を探す
- 市役所や支援団体に相談
- 失業手当・求職者支援制度の活用
- 所持金0円でも働ける仕事を探す
- 寮付きの住み込みの仕事を探す
このような状況の方でも、働く際には下記が必要になります。
- 連絡手段
- 寝泊まりできる場所
- 身分証明書
どのような状況でも、生活を立て直せることを知っておきましょう。